2024年7月30日に開催された、パリ五輪の日本対フランスの男子バスケットの試合で、八村塁選手の退場について、
「厳しすぎる!」と話題になっています。
第4クオーター序盤で、フランス72 対 日本70と点差が2点に縮まったときの出来事。
フランスがオフェンス、八村選手がディフェンスでシュートを止めようとしたとき、
「アンスポーツマンライクファウル」の判定を受け、八村選手は、退場処分となりました。
河村選手の誤審だけでなく、八村選手への処分についても、SNSでは大炎上しています。
退場処分について、次の試合への影響はあるのか、海外での反応やルールについて調査しています。
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八村塁の退場する直前の動画・状況
マジで意味分からないんだけどどっからどう見たらアンスポでそれはどう言う基準なん
ボールに当たりそうじゃなく激しかったっていてたけど理解できん
八村と日本代表が可哀想だわ pic.twitter.com/nLp0dy7tau— アゲハ cavs fan (@olynykyurusan) July 30, 2024
問題になっている動画をとらえている写真です。
ゴール下で相手のシュートに対して腕を出して防ごうとしたプレーが原因です。
この接触が、ファウルとなり、ビデオ判定に。
その後、「アンスポーツマンライクファウル」の判定受け、八村選手は退場。
当時の状況を分析すると、以下の通り。
- フランス72-日本70:第4クオーター(最終)、残り8分31秒
- フランスのルディ・ゴベア選手がゴール下からのシュート
- 八村選手はディフェンスで止めようとした
- 打った瞬間に八村選手の手がボールではなく、ゴベア選手の手に接触している
- ビデオ判定になる
- 2度目の「アンスポーツマンライクファウル」となり、そのまま退場
八村塁のアンスポ退場でも次の試合は出場できる
Japan 🇯🇵 and Rui go up against France 🇫🇷 and Wemby 👀#Paris2024 x #Basketball pic.twitter.com/MXaO9XVTUC
— FIBA (@FIBA) July 30, 2024
退場処分を受けた場合、次の試合への出場はどうなるのでしょうか?
八村選手の退場処分は、フランス戦のみで、次の試合には影響しません。
ブラジル戦には、出場できます!
アンスポーツマンライクファウルによる罰則のみが与えられ、失格・退場による追加の罰則は与えられない。
引用:JBAバスケットボール規定2024 第6章ファウルより
JBAは、FIBA(国際)ルールに沿って規定しています。
ただ、8月2日に発表した声明で、NBAの契約上、八村選手は、試合出場ができなくなりました。
八村塁が受けたアンスポの解釈の違い
「アンスポーツマンライクファウル」の判定について、NBAルールと解釈が少々異なるようです。
アメリカのニューヨークポスト紙によると、
It is highly unlikely that this would have been ruled a flagrant foul in the NBA, but the Olympics are played with FIBA regulations.
(NBA ではこれがアンスポーツマンライクと判定される可能性は非常に低いが、オリンピックは FIBA の規定に従って行われる。)
国際試合の出場経験が少ない、八村選手にとっては、不利になりそうな内容ですね…。
八村塁のアンスポ退場に対する海外の反応
パリ五輪で起きた八村塁選手の退場について、海外の意見はいかほどでしょうか?
●Sports Illustrated(アメリカのスポーツ紙)
On Tuesday, Japan forward Rui Hachimura experienced both the highs and the lows that the Olympics can provide.
(火曜日、日本のフォワード、八村塁はオリンピックがもたらす良い面と悪い面の両方を経験した。)
●Lakers Legacy(NBAロサンゼルス・レイカーズの専門メディア)
However, in the fourth quarter, Hachimura was ejected for an incredibly soft unsportsmanlike foul. Having already committed one earlier in the game, Hachimura was assessed as a second one for a fairly mundane foul on Rudy Gobert, leading to him being ejected from the game.
(第4クォーターで八村選手は信じられないほど軽微な反則で退場となった。試合序盤にすでに反則を犯していた八村選手は、ルディ・ゴベア選手に対するごくありふれた反則で2度目の反則と判定され、退場となった。)
【Xポスト】
●Rui Hachimura was ejected after this play…
Was this worth an ejection?
(これは退場に値するものだったのか?)
●Ha ha France is getting the craziest home-cooking basketball officiating in recent memory
(ハハ、フランスは近年で最もクレイジーなバスケットボール審判を受けているな。)
●One of the worst calls I’ve ever seen in basketball just screwed Japan out of beating France
(バスケットボールでこれまで見た中で最悪の判定の一つ、日本がフランスに勝つチャンスを奪った)
海外でのメディアでも判定に対して、疑問視する声が挙がっていました。
退場処分について、渡邊雄太選手は、以下の通りコメントを出しています。
「審判の判断なので、しょうがないというのはあって。塁自身も簡単に2点を与えないために、自ら犠牲になったプレー」
メンタル面でも強靭に成長した日本代表選手ですね。
フランス戦について、フランスメディアでは、「劣勢試合だった」と、
苦しんだ末の勝利と、評する誌面が多いようでした。
それだけ、フランス戦では、日本のペースで試合展開ができたのでしょう。
まとめ
八村塁選手の退場処分には、アメリカを中心に疑問視される意見が多くありました。
…とはいえ、次の試合には出場できます!
残念ながら、NBA契約上の都合により、八村選手は出場できなくなりましたが、
ぜひ、ブラジル戦も応援していきましょう!
8月2日(金)フジテレビ系列・TVer
:18時00分 日本 vs ブラジル