パラリンピック日本代表・女子車いすバスケ選手の網本麻里(あみもと・まり)選手は、競技中は車いすを使いますが、
普段は立ったり歩いたりすることができます。
なぜ、歩ける彼女が車いすバスケットボールを始めたのか、調査していきます!
✔ 歩けるけど車いすバスケをしている理由は?
✔ パラリンピックでの成績
✔ 出身学校や今までの経歴について
もくじ
網本麻里(パラリンピック)プロフィール
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名前 | 網本 麻里 (あみもと・まり) |
生年月日 | 1988年11月15日 |
年齢 | 35 歳(2024年8月現在) |
身長 | 162 cm |
出身地 | 大阪府大阪市 |
血液型 | A型 |
障害クラス | 4.5 |
所属 | カクテル(女子チーム) 伊丹スーパーフェニックス(男子チーム) BEAMS |
経歴 | <学歴> 東田辺小→中野中→阪南大学高校→大阪国際大学 <プロ契約> カクテル⇒Stacks Goudkamp Bears(シドニー) ⇒MineCraft Queensland Comets⇒Comets⇒RBCケルン99ers ⇒Amfiv⇒カクテル |
網本麻里は歩ける!
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網本麻里 選手は、日常生活では、立ったり歩くことができます。
しかし、長時間歩いたり、走ることができないそうです。
生まれつき右足首が変形している先天性内反足という障害を持っており、足の骨のつま先を切る手術をしたそうです。
中学2年生で手術をするまでは、器械体操、バスケットボールを経験しています。
幼少期からスポーツが得意で、体を動かすことが大好きだったのですね。
網本麻里の車いすバスケ持ち点は4.5
車いすバスケ選手やウィルチェアーラグビー選手など、普段も車いすで生活していると思われますが、
歩行ができる人もいます。
車いすバスケは身体の障害クラスが分かれており、コート内の選手の持ち点合計を14点以内にします。
網本麻里 選手は、持ち点が一番高い4.5クラス。
軽度の下肢障害があり、体感バランスが取れる選手に与えられる持ち点です。
車いすバスケでは、体を起こすことができるためハイポインターと呼ばれ、攻撃やシュートに向いています。
網本麻里 選手のシュート成功により試合の流れを変えられる、重要なポイントガードです。
網本麻里が車いすバスケに転向した理由は?
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2歳から器械体操
網本麻里 選手は、2歳から器械体操を習っていました。
オリンピック選手の池谷幸雄さんと同じ体操教室に通っていたこともあり、オリンピックを目標にしていたそうです。
身近にメダリストがいて、スポーツを大好きになる環境が揃っていたのでしょう。
小学校ではミニバス
網本麻里 選手は大阪市にある東田辺小学校に通っていました。
小学3年生になると、ミニバスに魅力を感じ、バスケットボールにのめり込みました。
当時は違和感なくは知れたそうです。
中学ではバスケ選抜選手
バスケットボールが大好きだった網本麻里 選手は、大阪市中野中学校で、少しずつ痛みが出始めたそうです。
痛みを感じつつも競技を続け、中学2年のときはキャプテンを務めました。
さらには、地区選抜チームに選出されています。
しかし、中学1・2年生で、2回の手術をし、医師からはバスケを禁止されました。
中学3年生にバスケットボールのマネージャーになり、選手としては、バスケットボールを諦めたそうです。
高校(阪南大学高校)で車いすバスケへ
車いすバスケットボールという競技を実際に見学したことがあった網本麻里 選手。
高校進学後に、車いすバスケットボールのオーストラリア遠征へ誘われたそうです。
19歳以下のオーストラリア遠征に参加したことがきっかけで、本格的に競技に打ち込むことに。
その後、16歳から日本代表選手として車いすバスケットボールの国際大会などに選出されています。
始めの頃は、車いす操作がとても苦労したようです。
出身大学は、大阪国際大学
網本麻里 選手は大阪国際大学・人間科学部スポーツ行動学科を2011年に卒業しています。
国際的なジュニア大会でも得点王のタイトルを獲得。
北京パラリンピックでは、大会得点王も獲得しています。
大学卒業後は、海外でもプレー
プロ選手として海外での経験も多く積んでいる網本麻里 選手。
オーストラリア、ドイツ、スペインの車いすバスケットボールリーグにも加入し、
各国でMVP獲得など輝かしい実績を残し、チームへ貢献してきました。
まさに車いすバスケ界の象徴的なレジェンドですね。
以下が、国際大会での主な成績です。
約20年もの間、トップアスリートとして成績を残しながら、続けています。
2005年 | U23ジュニア世界選手権(男女混合) 準優勝 |
2006年 | 世界選手権 6位 |
2008年 | 北京パラリンピック4位 得点王 |
2009年 | U23ジュニア世界選手権(男女混合) |
2010年 | 世界選手権 |
広州2010アジアパラ競技大会 優勝 | |
2011年 | アジア・オセアニアチャンピオンシップス オールスター5 |
U25世界選手権 オールスター5、得点王 | |
2013年 | アジア・オセアニアチャンピオンシップス オールスター5 |
2014年 | 世界選手権 |
インチョン2014アジアパラ競技大会 準優勝 | |
2015年 | アジア・オセアニアチャンピオンシップス オールスター5受賞 |
2017年 | アジア・オセアニアチャンピオンシップス オールスター5受賞 |
2018年 | インドネシア2018アジアパラ競技大会 準優勝 |
2019年 | アジア・オセアニアチャンピオンシップス |
2021年 | 東京2020パラリンピック競技大会 6位 |
2022年 | アジアオセアニアチャンピオンシップス 2位 |
2023年 | 世界選手権 7位 |
まとめ:網本麻里選手について
✔ 障害があり、走れないので車いすバスケへ転向した
✔ パラリンピックでは、MVP獲得や上位成績を残し続けている
✔ 出身学校は、
東田辺小→中野中→阪南大学高校→大阪国際大学
網本麻里選手は、普段の生活では歩くことができます。
しかし、走ることが困難で、車いすバスケを始めたことが分かりました。
パリパラリンピックに出場している、女子車いすバスケ選手の活躍にも注目していきましょう!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!